Directed by Amy
ハーバーブリッジと海を背にして、
白い貝殻のようなフォルムが夕焼けに照らされるシドニー・オペラハウス。
ここは、劇場であると同時に、街のシンボルであり、ひとつの芸術作品でもあります。
そんな場所で上演されるのが、
モーツァルトの機知と美しさが詰まった傑作オペラ『フィガロの結婚』。
ただの観劇ではなく、“シドニーだからこそ味わえる夜”が始まります。
『フィガロの結婚』が特別な理由
舞台は18世紀のスペイン。
使用人のフィガロとその婚約者スザンナ、そして彼らを取り巻く貴族アルマヴィーヴァ伯爵。
恋愛と誤解、策略と笑いが軽快に展開されるこの作品は、
内容こそ複雑でも、語り口は明るく親しみやすいのが特徴です。
モーツァルトならではの気品とユーモアにあふれた音楽が、舞台を軽やかに彩り、
シドニー・オペラハウスの洗練された演出と相まって、
クラシック初心者にも入りやすく、オペラファンにとっては何度見ても新鮮な名作となっています。
上演の雰囲気は?
ドレスアップした観客たちがテラスに集まり、
シャンパン片手に夕暮れのハーバーを眺める光景。
開演とともに照明が落ち、音楽が流れ始めると、
シドニーの夜がそのまま“ひとつの舞台”へと変わっていきます。
オペラはイタリア語で上演されますが、全席に英語字幕が表示されるので、
初めての方でもストーリーを追いやすく、リズムもスムーズ。
舞台装置、衣装、照明が見事に調和し、
2〜3時間の上演があっという間に感じられるほど、深く引き込まれます。
観劇情報
会場:シドニー・オペラハウス(ジョアン・サザーランド劇場)
開演時間:通常19:00スタート(公演日によって異なる)
言語:イタリア語(英語字幕あり)
上演時間:約3時間(休憩含む)
ドレスコード:スマートカジュアル以上推奨
チケット予約:WAUGで今すぐ予約可能