2025.09.01 (最終更新日 2025.09.01)Directed by Amy
ドイツ最大の港町ハンブルクに、21世紀を代表する建築物が誕生しました。それが、世界最高水準の音響を誇るコンサートホール、エルプフィルハーモニー・ハンブルク(Elbphilharmonie Hamburg)です。建設当初は予算超過で物議を醸しましたが、開館後は「21世紀のオペラハウス」と呼ばれ、ハンブルクの新しいランドマークとなりました。
波と帆船が織りなす独創的な建築
@elbphilharmonie
エルプフィルハーモニーの外観は、見る人の視線を一瞬で引きつけます。スイスの建築デュオ、ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計したこの建物は、1960年代に建てられたレンガ造りの倉庫の上に、1,000枚以上の曲面ガラスパネルでできた建物を載せた独創的な構造が特徴です。波や帆船を連想させるこの形は、港町ハンブルクのアイデンティティを完璧に表現しています。
世界最高水準の音響がもたらす感動
@elbphilharmonie
エルプフィルハーモニーの真の価値は、内部にあります。グレート・コンサート・ホールの音響は世界最高水準で、約10,000枚の特殊音響パネル「ホワイトスキン」が、コンピューターアルゴリズムで計算された曲線と凹凸パターンによって、すべての2,100席で均一な響きを提供します。ブドウ畑のような斜めの座席配置は、観客とステージの一体感を最大限に高め、音楽に完璧に没入する特別な体験を提供します。
エルプフィルハーモニーは、単なるコンサートホールではなく、360度の眺望を誇るプラザや高級ホテルも併設された複合文化空間です。ハンブルクの新しい心臓部、エルプフィルハーモニーで建築と音楽の偉大さを体験してみてください。