
2025.12.12Directed by Amy
2026年冬季オリンピックは、イタリア北部の都市ミラノとドロミテ山脈の中心地であるコルティナ・ダンペッツォを中心に、広範囲に分散して開催されます。今回のマガジンでは、オリンピック競技が開催される主要な6つの地域の特色と、そこで行われる種目を事前にご紹介し、イタリア・アルプス旅行の特別なインスピレーションを提供します。
1. ミラノ (Milano)

@olympics.com
開催競技: フィギュアスケート、アイスホッケー、ショートトラック
地域の特徴: イタリアの経済とファッションの中心地であるミラノは、今回の冬季オリンピックの中心軸です。都心に位置する大型競技場を活用し、フィギュアスケート、ショートトラック、アイスホッケーなどの屋内スポーツ種目を開催します。ミラノは、オリンピックを通じてウィンタースポーツと都市文化の両方の魅力を同時に披露する予定です。
2. コルティナ・ダンペッツォ (Cortina d’Ampezzo)

開催競技: 女子アルペンスキー、カーリング、ボブスレーなど
地域の特徴: 「ドロミテの真珠」と呼ばれるコルティナは、すでに1956年に冬季オリンピックを開催した歴史ある場所です。ユネスコ世界遺産であるドロミテ山脈の壮大な自然の中で、女子アルペンスキーをはじめとする主要な雪上種目やボブスレー、カーリングなどが開かれます。美しい自然景観がスポーツの感動を最大限に高めるでしょう。
3. アントホルツ/アンテルセルヴァ (Antholz/Anterselva)

開催競技: バイアスロン
地域の特徴: アントホルツ(アンテルセルヴァ)は、イタリア北部トレンティーノ=アルト・アディジェ州に位置し、ウィンタースポーツの聖地として知られています。特にここはバイアスロンワールドカップが定期的に開催される国際的な競技場施設を備えており、冬季オリンピックでもバイアスロン競技のための最適な環境を提供します。
4. ボルミオ (Bormio)

@bormio.eu
開催競技: 男子アルペンスキー、スキーマウンテニアリング
地域の特徴: アルプス山岳地帯に位置するボルミオは、険しい斜面と優れた雪質で有名です。特にワールドカップの男子アルペンスキー滑降競技が頻繁に開催される場所であり、冬季オリンピックでも極限のスピードと技術が要求される男子アルペンスキー競技が行われます。スキーマウンテニアリング種目もここで開催されます。
5. リヴィーニョ (Livigno)

@olympics.com
開催競技: スノーボード、フリースタイルスキー
地域の特徴: スイスと国境を接するリヴィーニョは、標高が高く雪に恵まれた地域です。スノーボードやフリースタイルスキーのような若々しくダイナミックな種目に最適化された施設を備えています。自由で華麗な技術を披露するエクストリームスポーツファンからの注目を集める場所です。
6. ヴァル・ディ・フィエンメ (Val di Fiemme)

@fiemme
開催競技: スキージャンプ、クロスカントリー、ノルディック複合
地域の特徴: トレンティーノ地方の美しい渓谷であるヴァル・ディ・フィエンメは、伝統的にノルディックスキー種目の中心地です。数多くの世界選手権大会を開催してきた歴史を持ち、スキージャンプ台とクロスカントリーコースがよく整備されています。ここでノルディック複合競技など、持久力と技術が融合した種目の名勝負が繰り広げられる予定です。