2026年 香港ローカルグルメ紀行 おすすめ3選

香港の魅力は、超高層ビルの足元に広がる狭い路地裏の美食にあります。何十年も変わらぬ味を守り続ける伝統的な喫茶店から、活気あふれる夜市の土鍋ご飯まで、2026年の香港旅行で絶対に外せないローカルフードをご紹介します。


1. 蘭芳園 (Lan Fong Yuen)

香港名物「ミルクティー」の元祖として知られる1952年創業の老舗チャチャンテン（香港式喫茶店）です。シルクのストッキングのような布で茶葉を漉すことで生まれる、滑らかな「ストッキング・ミルクティー」は必飲の一杯。たっぷりのシロップがかかった「香港式フレンチトースト」と一緒に味わえば、至福のティータイムを過ごせます。


2. 興記菜館 (Hing Kee Restaurant)

テンプルストリート夜市の名物といえば、興記菜館のボウジャイファン（香港式土鍋炊き込みご飯）です。炭火で一気に炊き上げたご飯に特製の醤油ダレをかけ、おこげと一緒に混ぜて食べる香ばしさは格別です。サクサクの牡蠣のオムレツをサイドメニューに添えて、賑やかな夜市の雰囲気の中でビールと共に楽しむのが香港流です。


3. 妹記生滾粥品 (Mui Kee Congee)

香港人のソウルフードである「コンジー（香港式粥）」の極致を味わうなら妹記（ムイキー）へ。モンコックの市場から始まったこの名店は、魚の出汁が効いた濃厚でクリーミーなお粥で有名です。銅鍋で丁寧に作られるお粥は、一口食べるだけで素材の旨みが口いっぱいに広がります。胃に優しく、朝食としてこれ以上の贅沢はありません。